抜け毛で疑われる病気
抜け毛の症状から病気が疑われることがあります。
通常、1日に抜ける髪の毛は、正常なヘアサイクルのもとでは、約50本~100本程度と言われています。
この程度の抜け毛であれば、自然な生理現象であり、何も問題ないとされています。
しかし、1日に100本以上の髪の毛が抜けてしまったり、一度に大量の髪の毛が抜けてしまったりした場合は、要注意です。
例えば、内分泌疾患によるホルモン異常が原因で発症する
- 甲状腺機能低下症
- 甲状腺機能亢進症
の症状の一つとして、抜け毛が見られることがあります。
甲状腺の病気は、男性よりも女性に多いことがわかっています。
ただの抜け毛だと思っていると、その裏には、甲状腺の病気がかくれているかも知れません。
また、婦人科系の
- 卵巣の病気
が潜んでいる場合も考えられるようです。
生活習慣の改善を試みても、抜け毛の症状に変化が見られない場合には、早めに病院を受診しましょう。
脱毛症
脱毛症にはいろいろな種類があります。
脱毛症の種類によって、
- 脱毛の仕方
- 脱毛の原因
は様々です。
以下は代表的なものです。
- びまん性脱毛症
- 粃糠(ひこう)性脱毛症
- 脂漏性脱毛症
- 牽引性脱毛症
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- 圧迫性脱毛症
- 円形脱毛症
- 分娩後脱毛症
- トリコチロマニア
頭全体の毛髪が均等に脱毛して、毛髪が全体的に薄くなる。特に、女性に多い脱毛症。
ドイツで有効性が検証されたパントガールには、びまん性脱毛症など改善するために必要な栄養成分が豊富に含まれています。
頭皮の乾燥によるフケと皮脂が毛穴をふさいで、血液中の栄養が毛母細胞まで届かなくなり、髪が抜けてしまう。
皮脂が過剰分泌されることによりおこる脱毛症。皮脂にマラセチアというカビの一種が増殖し、脂漏性皮膚炎をおこすこともある。
髪をきつく引っ張ったり、結んだりする状態が、長時間続くことによって、脱毛がおきる。
きつい帽子やカツラなどでによって、頭皮が圧迫され続けると、成長中の髪が抜けてしまうことがある。
ストレスなどによって、円形の脱毛が突然発生する。
ストレスで抜け毛の症状があらわれるのはなぜ?回復のための対策は?
いわゆる、産後の抜け毛のことで、妊娠中、女性ホルモンの影響で抜けなかった毛が、産後、ホルモンバランスが正常になることで、抜け毛が一気に増える。
自分で毛を引き抜いてしまうことによって生じる脱毛症。自覚せず、無意識に行っている場合もある。精神的不安定が原因の場合が多い精神疾患。
これらの他にも、「慢性休止期脱毛」と呼ばれる原因不明の脱毛の症状もあります。