ストレスで抜け毛の症状が起きるのは自律神経の乱れのせい
ストレスと抜け毛についてお話しする上で重要なことは、自律神経との関わりです。
なぜなら、ストレスは自律神経の働きを乱す原因となるからです。
自律神経とは、循環器などの体を調整する神経で、
- 体の活動時に活発になる交感神経
- 安静時に活発になる副交感神経
の2種類があり24時間働き続けています。
交感神経と副交換神経、この2つのバランスが損なわれることを【自律神経の乱れ】と呼んでいます。
自律神経の乱れは、ストレスや不規則な生活によって起こり、その結果、体の器官にさまざまな不調が現われます。
そのひとつが、抜け毛の症状です。
ストレスによって抜け毛が起きる流れ
ストレスは、自律神経を乱す原因の一つです。
自律神経の乱れは血行を悪くしますから、頭皮への血流も良い状態でなくなってしまいます。
髪の成長を左右する毛根部分の血流が悪いと、毛母細胞に栄養が行き渡りません。
毛母細胞は、細胞分裂を繰り返すことで髪を成長させるので、栄養不足では分裂が活発に行われなくなります。
その結果、髪の毛が細くなったり、抜け毛の症状が見られるようになります。
ストレスによる睡眠不足が抜け毛につながる悪循環
ストレスは睡眠とも関係が深いと考えられています。
ストレスにより睡眠不足という状態になると、さらに、睡眠不足が抜け毛につながるという悪循環に陥ることがあります。

ストレスによる睡眠不足が抜け毛につながる悪循環に
昼間、職場や学校などの社会生活の場で受けるストレスが強すぎると、緊張が続いて、夜、眠れなくなります。
眠れないまま朝を迎えてしまうようなことになると、
「今日は眠れるだろうか」
という緊張が、さらなるストレスとなり、睡眠不足が続いてしまいかねません。
本来、睡眠中は、自律神経の副交感神経が優位になり、体をリラックスさせ、血管が拡張して血行が良くなります。
ところが、副交感神経が優位となるべき時間帯に、ストレスによって眠れないでいると、交感神経が優位な状態が続いてしまうことになります。
血管がずっと収縮して、血流不足の状態が続くことになるわけです。
副交感神経が優位になって毛母細胞が生まれ変わる時間帯に、眠ることができないのは、髪の毛の成長に悪影響を与えます。
特にストレスを感じやすい性格の女性は、過度にストレスを感じたり、溜め込んだりしないよう気をつけましょう。
コーヒーの時間を楽しんだり、趣味の時間を充実させるなど、自分に合ったストレス解消方法を身につけて、リフレッシュする方法を生活の中に取り入れると良いでしょう。
もちろん、睡眠不足の改善に努めることも大切ですね。
ストレス緩和と睡眠の質の改善に
Lテアニンサプリの効果ですこやかな睡眠をサポート